2025年06月08日

気分はロココ

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ウチの奥さんの誕生日祝いにいただいた。
あのレクター博士もご愛用のフィレンツェの品。
フィレンツェ行った時、店の前まで行ったことがあります。
今回いただいたものの中にカトリーヌ・ド・メディチがフランスに行く時携帯した気付け薬もあるので、ウチのビネグレットに入れてみたい。
もったいなくも有難い。


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ウチのフレンチエナメルのビネグレットです。
気つけのためのツーンと刺激臭のするビネガー(お酢)を入れておくもので、当時コルセットで締め付けられた女性が気絶した時に使うものでした。
当時の男性が求める女性像が、ひ弱なイメージだったので女性はしたたかに気絶したふりをして男性を欺く者がいたとか。
中央の模様のある丸い部分が蓋で、ここに美ネガで湿らせたわたを入れたそうです。
いただいたものは香りが強いですが、お酢の刺激臭とは違います。
何せ13世紀創業のメディチ家御用達ですから。
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2025年06月05日

坂の下のパン屋

神楽坂のパン屋目指して安藤坂を牛天神下へ降る。
ブティックのようなパン屋さんが・・無い。
感じの良い接客と、前を通る子供たちが手を振って挨拶してゆくのが印象的でした。
薔薇もパン屋も日本には残らないのか。

以前の記事
http://etalage-playhouse.seesaa.net/article/475244412.html
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消えた坂道の薔薇

今日は自転車で神楽坂のお気に入りのパン屋を目指す。
茗荷谷から春日通を水道橋方向に進み、伝通院を左に安藤坂を降る。
この季節は見事な坂道の薔薇が・・無い!

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5年前にこの場所のことを書かせていただきましたが、薔薇も、石垣も、マンションも、お屋敷も全て取り壊されていました。
日本には集合住宅しか残りません。

5年前の記事
http://etalage-playhouse.seesaa.net/auth/article_preview/
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2025年06月01日

本 濱家洋館の続き

右手奥のドアは一階を借りている方のオリジナルの洗面所とお風呂でした。
トイレが3畳くらいあり驚いたことを覚えています。
お風呂は古いオリジナルのタイルの浴槽の中に現代のバスタブをぶっ込んでありました。

共有の一階の玄関の右手に2階に登る階段があって少し登ると鍵のかかる木のドアがあります。

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2階のリビングです。
ロンドンで見たバレーのポスターなどが飾ってあります。
いつ撮った写真かわかりませんが、市のホームページに使われていてビックリしました。
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私が入る前に入居されていたご家族が洗濯を干す場所に使っていた屋根裏ですが途中から私の相方のコレクション部屋となり引っ越す前は立つ隙間もないほどものでいっぱいになりました。


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2025年05月24日

図書館で三浦展著の「誰がこの街をつくったか」という新刊を借りてきました。
成城学園や国立、東久留米、成蹊学園などその他かなり詳しく深掘りしています。
成蹊学園の部分でまず今の家に引っ越す前に30年近く住んでいた濱家洋館が中心に取り上げられていて驚きました。
最初は2階の半分を借りていましたが隣が空いたので10年以上2階全部を借りて住んでいました。
大家さんが敷地を何度か切り売りされて、一部市の公園になっていたのを通り抜けできる公園として追加で売却された折に住んでいた洋館の移築が必要になり、残念ながら引っ越ししなければならなくなりました。

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窓の前に大きな紅葉があって本当に美しかったのは最初の一年だけでしたが、そのほかにも市の指定木になっている大木が何本も生えていて野鳥がいつもたくさん来ていました。
敷地内に生えた編笠茸を干して食材にしたり、山椒の木があり、花が咲くとそれを収穫してしゃぶしゃぶの薬味にしていたのも懐かしいです。
住んでいた最後の数年前に有形文化財指定をされました。
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最初に濱家敷地に住んでいた友達を訪ねて出入りした50年前頃は美学者の徳太郎氏もオールドノリタケの創業者の森村市左衛門の末のお嬢さんだった富士さんもご健在でした。
まだ広大だった敷地内に山小屋風な木造の住宅にお住いでした。
濱徳太郎氏は東大美学科の卒業制作が未来派の建築で戦前に結婚されてドイツまでコルビジェに会いに行ったそうです。
パリに行く前でしょうが、村山知義が最初に建てたとんがり屋根の家を無理矢理譲ってもらって住んだと村山知義の本に書いてありました。
画家、ドイツで学んだタンツのダンサー、進撃の演出家とさまざまな顔を持つ芸術家ですが吉行あぐりの美容院などの建築家としても有名です。
日本にほとんど作品が残っていないドイツ時代の村山知義の絵を何枚か近代美術館に寄贈されています。
日本で当時立派な家が立つ5000円という高額な車(日本位3台しかなかったブガッティ)を買って奥さんの兄に頼んで又5000円送金してもらったとか。
日本クラシックカークラブ初代の代表でトヨタのミュージアムに所蔵された車を何台も寄付もされています。



二代目大家の濱素記さんが業者を入れずにペンキやほとんど全ての修理をされていました。
素記さんも趣味人で晩年まで趣味で車を作ったり、近くの武蔵野ホールでご自分の企画で音楽の会を開催されたりされていました。

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2025年05月18日

今週の店の花

お店の近くにあるお気に入りのお花屋さんソーサリードレッシングに毎週木曜日にお花を買いに行きます。
帰りの坂道にある大きな住宅のバラがあまりに綺麗なので写真を撮らせてもらいました。

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初めて見たピンクの大手毬と地味なライラック・ニゲラと先週の残りのアリストロメリアとワックスフラワーです。
ビヴァーナムは見ると必ず欲しくなってよく買いますが水あげが難しいのですがこの大手毬は手が掛からず可愛くて気に入りました。

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2025年05月05日

大塚バラ祭り

5月3日から17日まで地元の大塚駅ち荒川電車の線路沿いで毎年恒例のバラ祭りが開催されています。
今日5日はあまり天気が良いのでお店に向かう前に暫し薔薇を楽しませてもらいました。
駅前の広場の中の時計に絡みついた蔓薔薇コロナの時にはまだここはできていなかったのでその生命力に驚かされます。
そのうち時計も見えなくなってしまいそうです。
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駅南口広場を中心として、市電伝いに坂上の次の駅までの線路沿い両脇にさまざまな薔薇で彩られています。
駅前から線路沿いに進みます。



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モーツアルトの奥さんの名前の薔薇。
薔薇の名前を追うのも楽しいです。

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個人的にはこのような一重の野薔薇が好きです。

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さまざまな色と形とともにあたり一面むせかえるほどの薔薇の香りで、歩くにつれ香りの変わりを楽しみ幸せになりました。
南口有志の方が中心として駅周辺に植えられお世話されていたものがこのように大規模なものになったそうで、薔薇は虫取りも肥料も大変手がかかると伺っています。
感謝しかありません。
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2025年04月22日

新宿御苑の温室

数年ぶりに訪れた新宿御苑入ったことのなかった巨大温室に入ってみました。
温室に入る前に咲いていたのはバラかと思いましたが牡丹の蕾でした。
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ミッキーマウスプラントという名前の木にさく花、ミッキーマウスに見えなくもありません。
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フラミンゴプランツ名前がわかるので楽しいです。
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狐の孫科という変わった名前の花、ちょっと食虫花ぽいです。
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中国では金鈴花とも灯籠花とも呼ばれているようです。和名は猩猩花というそうです。透け感と葉脈がなんとも怪しいような綺麗さ。
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レモンなんですが夏みかんくらいの大きさに驚きました。
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回廊式になっていて歩いているといつの間にか二階にいて滝があり水が流れていました。
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2025年04月17日

新宿御苑

三月は身辺に色々あって毎年恒例の花見を始めて出来ませんでした。
4月の第二週の定休日流石に枝垂れ桜は終わりでしょうが、新宿御苑のお知らせで鬱金や御衣黄が咲いているというので桜に会いに行きました。
御衣黄が管理事務所の前に2本あるというのでいつもと逆のコースで御衣黄を目指しました。
その前に昔の皇室の休憩所の横に咲く八重の枝垂れ桜が満開で美しいので思わず初めて中に入ってみました。
明治28年に建てられた建物でまだ皇室もそれほど財力が整ってない時期だからなのか簡素で質素とも言える建物です。
アールになった窓から見える桜も綺麗でした。

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去年4月中旬に実家の福岡の帰りに新幹線を途中下車して仁和寺に直行しました。
京都は何十回も行っていますが京都の骨董屋さんから「今ごろだったらまだ小室の桜が盛りどっせ」と嫌になる程何度も言われていましたが一度も行ったことがなかったからです。
残念ながら丈の低い小室の桜は散りぎわでしたが、素晴らしく大きな真っ白な藤の花があったりあまり人のいない古刹は興味深い建物も多く、満足して門を出た参道脇に見たこともないグリーンの花の咲く木があり戻って門にいたお寺の男性に聞いたところ御衣黄という仁和寺が最初の珍しい桜ということでした。
花の名由来は平安時代の貴族の衣装から名付けられたということでした。
外がグリーンで内側が濃い赤紫のようなとても魅力的で見たこともなかった桜で来て良かったと思いました。


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こちらが御苑の御衣黄です。2本あるということでしたが一本しか確認できませんでした。
まだ若いせいか小振りでそれほど面白い枝ぶりもありませんが花の色は確かに御衣黄の色合いで特別な色合いです。
仁和寺の印象的なものと違い淡いピンク色は柔らかな印象でした。
来年、またこの桜に会いに来ようと思いました。

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2025年04月07日

大塚の 紅枝垂れ桃

大塚の区の出張所の前に咲く紅枝垂れ桃夜だったのですがあまりに綺麗でびっくりしました。
昔小石川植物園で真っ白な枝垂れの桃を見て感動して以来です。

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何日かたって少し花は満開を過ぎていますがやはり可憐で良いですね。
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